ニワトリのフン(2)

ニワトリは2種類のフンをします。
臭くないフンと臭いフン。
臭くないフンを正常便、臭いほうのフンを盲腸便と言います。
字を見ればだいたいの想像ができますが、盲腸便とは盲腸を通ってから出てくる便のことをさします。

これが盲腸便 ウンコっぽいね 臭いよ

盲腸というと、人間にとっては必要のない器官と考えられていますが、ウサギやウマなどの草食動物にとっては、とても大切な部分であるのです。
草食動物でもウシやヤギなど、常に口をモグモグさせている反芻動物は、発達した胃で植物を消化しています。

発達した胃を持たないウサギやウマは、盲腸に植物を分解する微生物を持ち、盲腸にいる微生物の力を借りて植物を消化しているのです。
ニワトリも、ウサギやウマと同じ方法で植物を消化しています。

ウサギは便の中に残した栄養を得るため、自分が排泄した盲腸便を食べてしまうのだそうです。

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ニワトリではないのですが、同じく雑食性のライチョウの母親が排泄した盲腸便を、ライチョウのヒナが食べたという記事がありました。
もしかしたらニワトリも、ヒヨコ時代に親の盲腸便を食べさせると、丈夫なニワトリに育つのかもしれませんね。

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