ニワトリって、なにをするのも一緒なんだなぁ

今日は休日。
ニワトリさんたちも外に出してあげましょう。

鶏小屋の扉を開けてやると、ニワトリさんたちは小屋の入り口に立ち、しばらく外の様子を窺います。
外の安全確認が終わり、一羽がバタバタと走り出すと、残されたほうも後を追うように走り出します。


片方が草を突けば、もう片方も草を突き、片方が日向ぼっこを始めれば、もう片方も日向ぼっこを始めます。
どこへ行くのも、何をするのも一緒なのです。

ウンコをするのも一緒

肉食動物に捕食されてしまう弱い立場にある動物の、本能的な行動なんでしょうかね。
ニワトリさんたちを狙う野良ネコを監視している私からしても、バラバラで動き回られてしまうより、このほうがずっと楽なのです。

面白いのは、外に出しているニワトリさんたちを鶏小屋にしまう時。
私が手で鶏小屋のほうへ誘導しても、「まだ外にいたい」とニワトリさんたちも逃げまわります。

このような時はさすがに、2羽はバラバラになってしまいます。
で、私が1羽を鶏小屋に入れます。
すると庭に残された1羽が「ピー、ピー」と、大きな声で鳴きだすのです。
「ひとりになっちゃった。怖いよピーピー。」

先に鶏小屋に入れられたほうも「ここにいるよ」とピーピー応えているのですが、庭に残されたほうは、鶏小屋の中に相方がいるということが分かっていないようなのです。

この鶏小屋、ニワトリさんたちを襲うケモノ除けのために、地面から50センチくらいまではべニア板で目隠しがされているので、庭にいるニワトリさんからは中の様子は見えません。

でもねぇ、鶏小屋の中からピーピー鳴き声が聞こえているのだし、だいたい毎日入っている鶏小屋じゃないですか。
あそこにいるのかな?くらいの頭を働かせればいいものを、やはり鳥頭なんですね。
自分はその場に立ち尽くし、先に鶏小屋に入れられてしまった仲間をピーピー呼ぶだけなのです。
嗅覚の鋭い哺乳類なら、においで簡単に仲間の居場所が分かっても、嗅覚が弱く、視覚と聴覚に頼っている鳥類からすると、目隠しをされた向こう側にいる仲間を見つけるのは難しいということなのでしょうか。

でもそんなことをやっていたら、近所の野良ネコに「ここにニワトリがいるから襲ってください」と言っているようなものですよ、まったくねぇ。

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