八丈島シュノーケリング

過去にも何回か計画はされたけど台風に泣かされた八丈島。
今回もダメでした。

2週間前からキャンプ期間中だけ、曇りや雨の予報が出ていましたが「まだ先のこと」と気にせずにいました。
ところが、いつまで経っても天気は好転せず、むしろ悪化するばかり。
一日中雨の予報を出しているサイトもあれば、「曇り一時雨」なんて希望を持たせてくれるサイトもあり、どれを信じればいいのか分からなくなりました。
「午後には雨が止む時間があるらしいから、とりあえず行ってみようか」となったのですが、出発当日の朝になって急に台風が発生。
しかも八丈島にかなり接近するとの予報で、さすがにキャンプは無理と判断し、その日の八丈島行きは断念しました。

行きのフェリーは2等船室だったのでキャンセル料は微々たるものでしたが、帰りの飛行機は早割で予約をしていたので、キャンセル料60%。
何とかこれを回避できないかと、予定最終日の晴れ予報にすべてを賭け、夜行日帰りで八丈島に行くこととなりました。

10時間半かけて八丈島まで行き、場合によってはそのまま東京に戻るという条件付きの出航

金曜夜の竹芝桟橋は若者たちでもっと賑わっているのかと思っていましたが、9月に入っているからでしょうか、それほどでもありませんでした。
各島々のパンフレットを眺めながら、娘の到着を待ちます。

パンフレットの中にとんでもない企画きっぷを発見しました。
八丈島夜行日帰りきっぷ
夜のフェリーで八丈島へ行き、翌朝八丈島に着いたらすぐに帰りのフェリーで東京に引き返すという、とんでもない内容でした。
八丈島での滞在時間は45分!

でも、1万3千円で20時間も船に乗れると考えれば、ただぼーっと海を眺めていたい人にとっては、とてもお得なきっぷかもしれませんね。

22時10分乗船開始。
八丈島行きの橘丸、想像していた船よりずいぶんと小さいです。
三宅村、御蔵島村、八丈町を結ぶだけの、車を運ぶフェリーでもないのだから、当たり前といえば当たり前ですね。

大きなフェリーと違い、長い階段を上らずに乗船できて楽

私たちの部屋は10人部屋でした。
私たちの他3人でしたので、ゆったりと過ごすことができました。
顔のところに仕切りがある、一般的な2等船室です。

さすが東京の海は、夜景がきれいですね。
竹芝の待合室では静かだった皆さんも、船の甲板ではにぎやかな雰囲気となっていました。

台風が通り過ぎた日の海だけあって、船は揺れました。
私は船酔いはしない体なので、むしろ心地よい揺れでしたが、娘はあとちょっとで船酔いするところだったそうです。(あとちょっとで船酔いってなに?)

翌朝5時、橘丸は三宅島に着岸しました。

まだ暗い三宅島

9月の初めだと、三宅島と御蔵島の間で日の出となります。
こんなにいるの!と驚くほどのトビウオが海上を飛び交っていました。

三宅島から御蔵島へ向かう間がいちばん揺れが激しかったですね。
なにかに掴まっていないと立っていられないほど。
甲板にいると波しぶきでびしょ濡れです。

御蔵島にも着岸

御蔵島を出ると八丈島まで3時間弱かかります。
その間船内は、2度目の消灯タイム。
部屋でゴロゴロしていたり、甲板に出たりしているうちに八丈島に到着。
海には白波が立っているけど、これくらいの波なら着岸に問題はないようです。

予約していたレンタカーに乗り、まずはヤマト運輸へ。
事前に送っておいたキャンプ道具をそのまま自宅に送り返す手続きです。
埼玉の自宅から八丈島だと、埼玉から東京への送料で計算してくれるので、とても割安です。
昼に食べる島寿司をスーパーで買って、底土海岸へ。

魚がたくさんいるという底土海岸でしたが、台風の影響もあったのか海の中はいまいち。
昨年の徳之島とは比べものになりませんでした。

この日は台風のうねりの影響で泳げる場所は、底土海水浴場と乙千代ヶ浜(池)という所のみ。
乙千代ヶ浜にも行ってみましたが、 乙千代ヶ浜(池) とはコンクリートで仕切られたような場所だったのでパス。
乙千代ヶ浜の海は近づくのも危ないような状態でした。

荒れた海を見ながらの島寿司

乙千代ヶ浜の帰りの車から見た八丈小島。
かつてはここにも人が住んでいたそうです。
断崖絶壁の島で、生活大変だったろうな。

シュノーケリング目的でやって来た八丈島でしたが、海に入れないとなるとすることもなく、あとは温泉に入って帰ることになってしまいました。

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行きはフェリーでしたが、帰りは飛行機です。
空港駐車場にレンタカーを置いて、帰宅。
空港の駐車場に車を置いたらカギを車内に置き、カギをかけずにそのまま飛行機に乗ってしまうという、これまでで一番簡単な返却方法でした。
いちおうレンタカー屋の人が車を見つけやすいように、入り口のところに車を停めておきました。

フェリーの10時間半に対し、飛行機は東京まで1時間。
料金も早割を使えば、フェリーと5千円ほどしか変わりません。
でもだからといって、往復飛行機では面白みに欠けるかも。
行きだけでも、フェリーがおすすめです。
来年の夏は八丈島リベンジか、三宅島かな。

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