曽我部式井戸掘り器を作成

わが家の井戸は、手掘り井戸の考案者である曽我部正美さんの掘りかた(手づくり井戸に挑戦!:自分で掘れる打ち抜き井戸、 曽我部正美著)のとおりに作りました。

スコップで1mほどの穴を掘り、水を入れます。
穴の底を小さなシャベルを取り付けた細い塩ビパイプで突き、穴を掘り進めます。
穴の中にたまった泥水は、曽我部さん考案の塩ビ パイプ の井戸掘り器を使い、掻き出します。
これの繰り返しで6mほどの穴を掘り、わが家の井戸は完成しました。
完成してから15年ほど経っていますが、今でもちゃんと使えています。

このことを職場で話したら、こんど学校のビオトープ整備の仕事があるから、その時に井戸も掘ってみようかとなりました。
実を言うと、井戸掘り当時、曽我部さんの本を参考に井戸掘り器を作ったのですがどうもうまく動かなく、井戸掘り器本体は曽我部さんに依頼して作ってもらった物なのです。
参考にその井戸掘り器があればよかったのですが見当たらず、自信がありませんでしたが自分で作ることになりました。

井戸掘り器の材料です。
曽我部さんの本では、弁をビニールシートで作るようでしたが、ゴムシートを買ってきました。

塩ビパイプの内径に合うようにゴムシートを切ります。

ここで早くも間違い。
ゴムシートの大きさを50mmの塩ビパイプの内径に合わせないといけなかったところ、50mmの塩ビソケットの内径に合わせて切ってしまいました。

早くも間違いに気づく

塩ビソケットのほうが塩ビパイプよりひと回り大きいので、切り出したゴムシートの外側を塩ビパイプのサイズに切れば問題は解決です。
しかし長い塩ビパイプのままでは、塩ビパイプの内径に沿ってゴムシートに印がつけられません。
5cmほどの短い塩ビパイプを作り、ゴムシートの上にのせ、印をつけました。

本だと塩ビパイプと塩ビソケットを接着剤で接続してからネジ穴を開けるようになっていますが、まずは短い塩ビソケットに穴を開け、弁の取り付けをシミュレーションしておいたほうがいいでしょう。
私は実際にネジを差し込み、弁の取り付けまでやってみました。
長い塩ビパイプが付いてしまうと作業がやりにくくなるので、ここで練習しておくのが大事かと思います。

上の写真のゴムシート、汚い白いものがついていますが、これは商品に貼ってあったシールです。
剝がそうとしたのですがうまく剥がれず、そのままにしてしまいました。
ところがこのシールが結構役に立ちました。
目安となる線を赤のボールペンで描いても、黒いゴムシートではなかなか見えにくいのですが、このシールの部分だけは赤い線がよく見え、助かりました。
ていねいに作るのなら、白の両面テープを貼り、そこに目安の線を描くといいかもしれません。

弁が付いたら、今度は泥抜き窓を開けます。
硬い塩ビパイプにカッターで切り込みを入れるより、ドリルで穴を開け、穴を繋いでしまうのが簡単そうです。

井戸掘り器にたまった泥を出すための窓なので、多少いびつでも問題ないでしょう。

井戸掘り器下部に水抜き穴を開けて、井戸掘り器の完成です。

さっそく、試し掘り。
スコップで50cmほどの穴を掘り、そこに水を入れます。
スコップの先で穴の底を突くようにして、泥水を作ります。
この泥水を井戸掘り器で掻き出すことができれば、とりあえずは成功なのですが、どうでしょう。

数回井戸掘り器を上下させ、 井戸掘り器の中に泥水が入るようにします。

井戸掘り器を引き上げてみると
下に開いてはいけないはずの弁が開いてしまいました。
これでは泥水を掻き出せません。
弁が下がるのを防止するために、弁の取り付け側の反対側にネジを差し込んでみました。

今度はネジのところで弁が止まり、井戸掘り器を持ち上げても泥水は流れ出すことはありませんでした。
泥抜き窓から、泥水を掻き出すこともばっちり。

この井戸掘り器に50×20の異径ソケットを取り付け、その先に20mmの塩ビ管をつないで掘っていけば、いつか地下水面に到達するはずです。

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