ニワトリが暗がりで行動するのに、個体差はあるのか

春になり、ニワトリさんの起床時間がだんだんと早くなってきました。
日の出前から、ニワトリさんのご飯のさいそくが始まるのです。

「こんな時間から、まったくもう」と暗い中、鶏小屋の扉を開けると、ニワトリさんが止まり木から下りてきて、開いた扉から外に出てきます。
ニワトリは暗くても周りが見えているのでしょうか?

2羽いるニワトリさんのうち、もう1羽は止まり木から下りられず、ジタバタと足を踏み鳴らしています。
止まり木から床までは1mほど。
直接飛び下りなくても、止まり木から踏み台、踏み台から産卵箱の上へと、30cmくらいの段差を下りてくれば床にたどり着けるのですが、どうやらそれができないようなのです。

毎朝まだ暗い中、鶏小屋の扉の前で扉が開くのを待っているのは、必ず1羽。
ニワトリも個体差によって、暗がりでも行動できたり、暗がりを怖がったりするのでしょうか?

暗いうちにエサを持って行き、鶏小屋の灯りをつけずに扉を開け、2羽いるニワトリのどちらが暗い中でも止まり木から下りてくるのか、観察してみることにしました。

だいたいの予想はついていましたが、暗い中でも止まり木から下りてくるのはシロさんでした。
クロさんは足元が暗いと怖いのか、シロさんのように段差を利用して下りてくるのでなく、バサバサと派手に飛んで下りてこようとするのです。(暗い中、そっちのほうが怖いでしょうに)

観察5日目にして、ようやくクロさんも段差を利用して止まり木から下りてくるようになりました。
少しは学習したのかな?

観察8日目にして、ようやくクロさん初勝利。

2羽とも段差を利用して下りてくるようになると、今度は止まり木の寝る場所によって、下りてくるのに早い遅いがありそうですね。
止まり木の奥と手前で、2羽の間に指定席なんてのがあるのでしょうか?
次回の課題にしたいと思います。


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