無農薬栽培におススメの本

せっかくの家庭菜園なので、無農薬栽培で野菜を育てています。
野菜を作っていると、害虫って多いですね。
無農薬で育てるのにも限界が・・・

害虫対策の本を読んでみても、どれもだいたい内容は同じなんです。
コンパニオンプランツを植えろだの、農薬代わりにコレをかけろだの、こうやって捕まえろだの。

そんな中、とても面白い本を図書館で見つけました。

虫といっしょに家庭菜園(小川幸夫著、家の光協会)

害虫を食べてくれる天敵を積極的に増やしましょう、という内容の本です。
害虫や天敵など、虫たちの生態が体験を元に詳しく書かれていて、読み物としても楽しめます。

生物農薬って言葉を知っていますか?
テントウムシなど、害虫の天敵となる生物が農薬代わりとして、いいお値段で販売されているのだそうです。
しかしこれらの生物を畑に放しても、意図した作物のところに居ついてくれずどこかへ行ってしまうため、そこで考えだされたのが、接着剤で翅を固定させた飛べないテントウムシ。
このことについて「同じことを動物にやったら批判されると思うが、なぜ虫ならよいのだろう」と筆者は言っています。

この飛べないテントウムシをイチゴ栽培に使用したことがある筆者ですが、ほとんどのテントウムシを死なせてしまいます。
接着剤で翅を固定されたテントウムシは、葉から落ち地面にひっくり返ってしまうと、起き上がることができなくなってしまうのだそうです。
テントウムシの翅は飛ぶためだけでなく、起き上がる時の体のバランスをとるのにも重要な役割をしていたのですね。

その他、秋にカマキリの卵を集めておいて、春になったら菜園各所に設置しましょう。と書かれています。
ここまでなら、どの無農薬関係の本でも書かれているような内容ですが、その先があるのです。

ただし設置場所は、高いところに。
なぜなら地面に近いと、ふ化したばかりの子カマキリがアリやクモに襲われやすいから。

なるほど、これは虫をよく観察している人にしか気がつかない事ですね。

アブラムシやヨトウムシ対策は分かったから、次回はナメクジ対策を教えてほしいものです。
前にカエルを飼っていた時、ナメクジだけは食べませんでした。
ナメクジの天敵って何なのでしょう?
わが家の庭、ナメクジが多いんですよね。


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