仙台への出張が続いています。
ずっと同じ宿に泊まっているのも飽きてきたので、近くの別の宿に泊まってみることにしました。
秋保温泉近くにある、鴻の巣温泉というところです。
ずいぶん前に廃業した温泉旅館を、外国の方が再開させたようです。
予約の電話で「民泊デスケド、イイデスカ?」と聞かれましたが、わたし民泊の意味が分からず、電話で聞いても相手も日本語があまり上手でなく、よく分からないまま宿泊することになりました。
建物は古いです。
すきま風だらけです。
夜になると、こんな雰囲気になります。
日本の家は照明が明るすぎるということをなにかの本で読んだことがあります。
この宿の照明も、裸電球が灯っている、という表現がぴったりの薄暗さです。
この陰影が好きですね
部屋には、いかにも外国人が喜びそうなアイテムが飾られていました。
枕元のテレビがあるべき場所には、こんなものが。 ちょっと怖い
浮世絵と日本酒
民泊というから、夕飯は宿の家族と一緒に食べるのかと思っていましたがそうではなく、ちゃんと部屋に運ばれてきました。
テレビのない薄暗い部屋で、ひとりで夕飯を食べます。
ある日は、パスタ
ある日は、ハンバーグ
もう一品欲しいので、コンビニで総菜を追加していました。
それと、コンビニの安ワイン。
部屋にテレビはなくても、夕方になると廊下に設置されているスピーカーから洋楽が流れるので、特に寂しさもなかったですね。
宿泊初日はとても戸惑いましたが、翌日からはこの暗さと静けさにも慣れ、だんだんとこの静かな夕飯の時間が心地よくなってきました。
一泊するだけでは、その良さがなかなか分からない宿かもしれませんね。
秋保 鴻の巣温泉
Akiu Canada
宮城県仙台市太白区秋保町境野字136−3
080-6003-6901
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