野沢温泉は、草津や渋などの温泉にくらべ、共同浴場が開放的です。
草津温泉のように、パンフレットに載っていない「隠れ共同浴場」はないし、「観光客はこの時間内に入るべし」というような時間規制もありません。
渋温泉のような鍵もありません。誰でも入ることができます。(宿泊者以外の入浴代金は自己申告制)
野沢温泉の共同浴場が開放的であるという理由のひとつに、野沢温泉の民宿には風呂がないところが多い、ということがあるでしょう。
野沢温泉の民宿は、風呂はあっても温泉ではなく、沸かし湯というところがほとんどなのです。
温泉を楽しむには、共同浴場(野沢温泉では外湯という)に入りに行くしかありません。
そんな、野沢温泉の外湯を楽しむための必須アイテムがあります。
それは「お風呂セット」です。
シャンプー、石鹸を100円ショップにあるようなプラスチックの手提げケースに入れ、これを片手に温泉街をブラつくのです。
たいていの民宿では、このようなお風呂セットが玄関などに用意されています。
しかし、立派な内風呂を備えている宿だと、逆に「お風呂セット」が用意されていないこともあるので注意が必要です。
野沢温泉の外湯巡りでは、これがあるのとないのとでは、外湯満足度が全然違ってきますよ。