双子の卵がもし有精卵だったら、2羽のヒヨコが生れるのか?
ネットで調べてみると、「卵の中に2羽が栄養の奪い合いをしてしまうため、ヒヨコまで育つことはない」とのことでした。
ヒヨコに育つまでの栄養自体はそれぞれの卵黄に備わっているのだから、ヒヨコに育つまでの酸素の供給や、ひとつの卵の中には2羽のヒヨコが育つスペースがないというのが正解かもしれませんね。
ところで、鳥って卵黄の大きさによって孵化する時のヒナの成長具合が違うって知っていましたか?
卵黄は栄養の塊なので、その卵黄が大きければヒナは卵の中で大きく成長してから孵化するし、卵黄が小さいとヒナは早い段階で孵化するのだそうです。
たしかに、ニワトリのヒヨコは生まれた時すでに羽毛に覆われており、歩くこともできますが、ツバメのヒナは裸状態で生まれ、歩けないどころか目も開いていませんね。
ヒヨコのように生まれてすぐに歩いたり自分でエサを食べることができることを早成性(離巣性)、反対を晩成性(留巣性)といいます。
ニワトリをはじめダチョウや水鳥など、地上に産卵する鳥に早成性(離巣性)の傾向があるのは、木の上や断崖で巣を作るのに比べ、外敵が多いというのが理由なのだそうです。
生まれてすぐに飛ぶことができる鳥っているのかなと思い調べてみたら、いました。
セレベスツカツクリは火山の地熱を利用して、ニワトリの卵の3~4倍の大きさの卵をニワトリの卵の3倍くらいの時間をかけ、ヒナを大きく育ててから孵化させているんですね。
エラー - NHK