6月の梅雨入り直前、両親を連れて新潟へ温泉旅行に行ってきました。
親を旅行に招待するのは初めてのことです。
宿泊費を出すのは私。なので当然、行き先を決める権利は私にあります。
今回の旅行のテーマは「石油」
新潟県ではかつて石油が産出されていたこともあり、今でも石油が染み出している場所があるらしいのです。
ぜひそれを見てみたい。
私の両親は旅行好きですが、ガイドブックのトップに出てくるような有名観光地を巡るのが好きな人たち。
地面に染み出している石油を見るためだけに、埼玉から新潟まで行くという行為に戸惑っているようでもありました。
両親の住む埼玉県から石油染み出し地点まで、車でおよそ4時間。
そのまま行っても面白くないので、途中で磐越西線を走るSLを見ることにしました。
どうせ見るのなら、煙をモクモク吐いているSLを間近で見たいですよね。
SLはどこでも煙を出して走っているわけではないのです。
駅を出発する時や上り坂など、車でいうとアクセル全開の時でないと、あの煙は見られないのです。
地形図を頼りに、おそらく上り坂の途中であろう無人駅を探しました。
国道からすぐの所にある東下条駅です。
駅に着いてしばらくすると、SLがやってきました。
期待どおりの煙です!

私もこのような場所でSLを見るのは初めてだったのですが、煙がすごいですね。
咳き込むくらいの煙でした。
観光列車だからいいもの、こんなのが1日に何回も家の前を走っていたら大変です。
SLを見たあとは、お待ちかねの石油。
煮坪という場所に行ってみました。

煮坪到着。
水に触ってみると、若干のヌメリ感。
臭いはそれほどありませんでした。


とうぜんというか、他に観光客はナシ。
でもしばらくすると、地元の方がやって来ました。
怪しい県外ナンバーの車のあとを付けてきたのか、と思うほどの絶妙のタイミング(汗)
聞いてみると、笹の葉を採りに来たのだそうです。
きれいな笹の葉は、笹団子の笹として売り物になるんですね。

煮坪の次は、「石油の世界館」
こちらでは石油採掘装置が、そのまま残されていました。
石油というのは、ひとつの採掘井戸から採掘していたのかと思っていましたが、このような井戸が山のいたるところにあるのです。
さらに不思議なのは、谷底のような場所でなく、山の上のほうで採掘されていたということ。
石油は地下水と違い、標高の低い場所に集まるというのではないようです。


石油の世界館の館内では、石油採掘にまつわるアレコレが展示されていました。
なかでも興味深かったのは、新津周辺では今でも原油混じりの水が湧き出してくることがあるという映像。
私もそんなニュースを見た覚えがあります。


グーグルマップを使い、分単位で作った私の旅の計画なのですが、なぜか1時間ほど時間がオーバーしてきました。
これでは本日最終予定の、村上街巡りと海岸散策ができなくなってしまいます。
石油の世界館をあとにして、大急ぎで新潟県をさらに北上。瀬波温泉を目指しました。
本日の宿は、瀬波温泉「大和屋旅館」
初代がこの地で石油採掘を試みたところ、石油でなく温泉が出てきてしまったのだそうです。
今となっては、出てきたのが石油でなく温泉で本当によかったですね。
両親には
「瀬波温泉の老舗旅館に泊まります。老舗すぎてトイレが和式らしい」とだけ伝えてありました。

軒先にぶら下がる、鮭の干物。
ここまで乾くと腐ることはないのでしょうか。

両親を宿でおろし、村上の街へ酒とつまみの買い出しです。
古い街並みが残っているとのことなので川越の街を想像していましたが、歩いている人がなく閑散としていました。

大急ぎで村上の街を歩き、つまみを買って宿に到着。
そのまま大急ぎで風呂に入り、お疲れさまの乾杯。
お店手作りという、ニシンの甘露煮がとても美味しかったです。

宿の裏に源泉地があり温泉卵が作られていたので、宿の風呂もさぞかし熱いのかと思っていましたが、ちょうど適温。
気持ちのいい風呂でした。
夕飯もおいしかったです。
海辺の宿だから刺身が出たのだけど、感心したのはマグロの刺身はなく、地魚ばかりを出してくれたこと。(写真を撮り忘れました)

