鶏小屋に止まり木を取り付けた日のことです。
止まり木の取り付けが終わり、ニワトリさんたちもすぐに止まり木に上がってくれました。
止まり木の上のほうに行き、日光浴をしてくれるのかと思ったら、鶏小屋の桟を突きだしたのです。
なにやら粉のようなものがあるので「虫の卵でもあるのかな」とよく見ると、それは、止まり木を取り付ける時に出た木くずでした。
下穴を開けるためにドリルを使ったのですが、その時に出たものです。
「いいもの見つけた」
とでも言うように、喜んで食べています。
ニワトリさんたちが木くずを食べているのを見て、前に図書館で借りてきた本を思い出しました。
たしかその本に、「ニワトリのエサにおがくずを混ぜるといい」というような事が書かれていたのです。
あの時は適当に読み飛ばしていたのですが、本当だったのですね。
人間は木材の成分を分解できないと聞いたことがありますが、ニワトリはどうなのでしょう?
栄養としておがくずを食べているのか、それとも体の調子を整えるためにおがくずを食べているのか、謎です。
ニワトリさんたちがあれだけ喜んで食べていたのだから、次回は、わが家のクリやカキの木を切って、その木くずをあたえてみましょう。
ホームセンターで売っている安い乾いた杉材より、みずみずしい生木のほうが絶対においしいはずです。