鳥の卵って不思議

ニワトリを飼うまで、勘違いをしていたことがありました。

鳥は卵を産んだら、産み落とした卵をすぐに温めないと、卵が冷えて死んでしまう。

でも実際は違っていて、鳥はすべての卵を産み終わるまでは卵を温めることはせず、全部の卵がそろってから卵を温め始めるらしいのです。
ニワトリに限らず他の鳥も卵を産む数は1日1個なので、5個の卵を毎日産んでも、最初の卵は最低でも4日間は温められることはなく放置されていることになります。

先日のこの卵も、まだ産卵の最中だったのか

すべての卵がそろってから温めないと、孵化する日がバラバラとなり、成長段階の違うヒナがいると 最後に産まれたヒナが初めに産まれたヒナに負けてしまうからこのようにしているのでしょう。
それにしても「今回の卵はコレで終わり、さぁ温め始めましょう」って、どうして分かるのでしょうね。不思議です。

こちらのツイート。狭い巣の中にシジュウカラのヒナがぎっしり詰まっています。
13匹のヒナということは、最初に産まれた卵は約2週間の間、冷えたままだったということなのでしょうかね?

ウズラの卵は、スーパーに並んでいるパックの卵でも、温めてやると孵化することがあるそうです。
産まれた卵が、洗浄されパック詰めされ出荷、トラックで運ばれてスーパーに並ぶまで何日かかるのでしょう。
それでもそこから温めると卵が孵ることがあるなんて、面白いですね。
ちなみにウズラはニワトリと違いオスメスの区別がつきにくく、メスの中にオスが混じってしまい有精卵となることがあるのだそうです。

東南アジアでよく見る、孵化直前の卵料理のために用意していたウズラの卵が孵化してしまったという内容ですが、暑い季節だとこのようなこともたまにあるのだそうです。

卵が孵化するには温度の他、転卵といい卵を転がしてやらないといけないところ、卵の輸送中の振動が偶然、転卵の代わりになってしまったのではないかということです。

朝起きたら、買ってた卵からヒナが次々と孵化してきた! どうする?(上田 恵介)
朝、起き抜けに聞く小鳥のさえずりは、耳に心地よく清々しいもの。そして、なんとも愛らしいものだ。 しかし、そのさえずりが、知らず知らずのうちに食用卵から孵っていたヒナの産声だったとしたらどうか──。


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