ふしぎな県境(西村まさゆき著、中公新書)
ふつう川の上とか、山の尾根伝いに引かれることが多い県境ですが、なんでこんなところに県境があるの?というような場所に引かれている県境について、レポートしてくれています。
市街地にある県境だと、県境のところで道路の舗装が違うから、そこが県境ということが多いのだそうです。
どうでもいいといえばどうでもいいのですが、知ってしまったからには確認してみたくもありますね。
最後のほうで、飛び地についても触れています。
蛇行している川が県境になっていると、その後の河川改修により川が直線化すると、川の左と右に飛び地ができやすいのだそうです。
県境ではありませんが、そういう飛び地が私の市にもありました。
あれはもともとは川の蛇行によるものだったのですね。
なぜ、川の向こう岸のあの一角だけ同じ市なのか、長年の疑問でした。